3.2.ドメイン設定
コントロールパネルのURLにアクセスし、ハッスルサーバーからの「設定完了のお知らせメール」に記載してあるユーザーIDとパスワードを入力してログインします。シンプルなコントロールパネルが表示されます。
「DNSの設定方法」をクリックして、ハッスルサーバーのホスト名を確認します。
このホスト名をリンククラブの管理画面でDNS仕向先として登録します(1.独自ドメインの取得参照)。この設定が完了後にハッスルサーバーで独自ドメインの設定が可能となります。数日かかることもあると書いてありますが、私の場合は数分でできました。設定が完了したかどうかは次の作業ができるかどうかで分かります。
ハッスルサーバーのコントロールパネルで「独自ドメインの設定」をクリックして、「新しいドメインの追加」を選択します。「追加したいドメイン名」と「表示ディレクトリ」を指定します。
このハッスルサーバーで独自アドレスを使いこなすにあたって絶対に理解しておかないといけないこのサーバー独特の構造があります。これはもともとサーバーが提供するドメインのサブドメインのみを使用することを念頭に置いて作られているためです。以下、具体的に説明します。
私の場合はリンククラブでbyonia.netというドメインを取得し、以下のように設定しました。
ここで重要なのが「ドメイン名」というのはURLにおいて“http://”の後に入力する名前であり、「表示ディレクトリ」とはハッスルサーバーの自分のサーバー上でのディレクトリ(コントロールパネルのファイルマネージャーを開いた際に表示される場所 )を意味することです。つまりこの場合は、URLとしてbyonia.qee.jp(ハッスルサーバーからもらったサブドメイン)を入力した場合、ハッスルサーバーの最上位のフォルダが参照される(この変更はできません)ので、仮にここにindex.htmlがあればブラウザ上ではそれが表示される訳です。同様に、URLとして byonia.netを入力するとハッスルサーバー上の“main”という名前のフォルダが、テスト用のサブドメインを付けた test.byonia.netをURLに入力するとハッスルサーバー上の“test”という名前のフォルダが参照されます。私はそれぞれの頭に“www”を付けたURLについても同じフォルダを参照させたかったので、 www.byonia.net, www.test.byonia.netもそれぞれ“www”がない場合のサブドメインと同じフォルダを指定させました。上の設定結果の図をよく見てご理解下さい。独自ドメイン(ここでは byonia.net)に対するサブドメイン(ここでは test.byonia.net)は合計32個までなら自由に作れますので、ご使用目的にあわせてサブドメインにして独立したURLにするのか、もしくは同じドメインの下にWEBサイトを複数作るのかご検討下さい。
もう一つ忘れてはならないことは、指定した名前のフォルダをサーバー上に作成することです。コントロールパネルから「ファイルマネージャー」を開いて、フォルダ名を指定してフォルダを作成します。ご覧の通り、“main”と“test”フォルダが作ってあります。
以上の設定により、URL上での byonia.net及びwww.byonia.netは“main”という名前のフォルダを、test.byonia.net及びwww.test.byonia.netは“test”という名前のフォルダを参照することになりますので、それぞれのフォルダ内に例えばindex.htmlがあれば、それぞれその内容が表示されるようになる訳です。wwwの有無に関わらず同じサイトが参照されますので上記URLをクリックしてご確認下さい。ホームページの作り方は他のサイトで詳しく紹介されていますし、無料テンプレートも入手できますのでここでは説明いたしません。コントロールパネルもしくはftpを用いてファイルを転送します。
この構造をどれだけ早く把握できるかが一番のポイントです。私はなかなか理解できずに思うようにサイトが表示されずどれだけ時間をロスしたことか(泣)。